食洗器と手洗いどっちがいい?なぜ食洗器は汚れが落ちるのか?

我が家にはビルトインの食洗器があります。しかし、自分は全く使わない派で14年が経過してしまいました。

今更ですが、改めて食洗器を使うべきかを検討しました。

私が食洗器を使わない理由

食洗器を今後使うべきかを考察するにあたり、まずなぜ私が食洗器を使わないかを考えてみようと思います。

使わない理由を明確にすることで、使うのか、使わないかの観点が明確になり、正しい判断をすることができます。

私が食洗器を使わない理由は以下の通りです。

・食洗器投入前に事前洗いをするので、洗う手間が短縮されない。
・食洗器にきれいにセットしないといけないので入れるのに時間がかかるし、パズルのように考えるのが面倒。
・電気代が気になって使うのがためらわれる。

>食洗器投入前に事前洗いをするので、洗う手間が短縮されない。

こう思ったのは水では手洗いのように汚れをこすり取ることができないと思ったからです。
これは完全に思い込みでした。事前洗いせずに入れて確かめることもせずに。
食洗器は確かに手のようにごしごし洗うことはできません。
その代わり、3つ汚れが落ちる要素が加わります。それは水温と水圧と洗剤です。
油は50℃以上で溶け始めます。手で洗う場合40℃以下のため、汚れ落ちが悪いのです。
食洗器は60℃~90℃で洗浄するため、手で洗うより油汚れの落ちが良いのです。
実際手で洗う場合でも、水で洗うよりお湯で洗う方が汚れ落ちが良いですよね。
手で洗う場合ではありえない温度で洗うことができるのが食洗器の第1の強みです。

第2の強みは水圧です。手洗いでは水圧をあげてしまうと水が飛び散ってえらいことになります。
しかし、食洗器では密閉された空間で洗浄するので水圧はいくらでも大きくすることができます。
通常の手洗いよりはるかに強い水圧で洗浄することで汚れが落ちるのです。
高圧洗浄機では水圧のみで驚くほど汚れが落ちますが、これと同じ原理です。

第3の強みは洗剤です。手洗いの洗剤は手を使うため、肌に影響のある洗剤は使うことができません。
食洗器ではそのような制限がないので、強アルカリであったり、強い漂白成分だったりできるのです。
また、酵素のちからもうまく利用しています。
このように手洗いでは使いたくても使えなかった洗剤を使用することができ、驚くほど洗浄力をアップすることができるのです。

>食洗器にきれいにセットしないといけないので入れるのに時間がかかるし、パズルのように考えるのが面倒。

2個目の理由は食洗器に食器を並べる面倒臭さです。
これは下の理由にも影響しますが、考え方を変えることで解消することができます。
今まで食洗器を使うときはもったいないという思いから、できるだけ食器をたくさん詰めなければいけないと思っていました。
このもったいないという思い込みは電気代です。説明はのちに詳しく説明しますが、食洗器は手洗いの約半額です。なので、手洗いの量を減らすだけでメリットがあるわけです。そう考えれば、入るだけ適当に放り込んで、残った食器だけ洗うという使い方でいいのです。そうすることで手洗いの時間を短縮できるし、食洗器に食器を敷き詰めることに頭を使う必要がなくなり、食洗器に放り込む時間も短縮できます。

>電気代が気になって使うのがためらわれる。

最後に電気代です。下記はPanasonicのホームページで紹介されている手洗いと食洗器の電気代、水道代の比較です。
食洗器は手洗いの約半額です。乾燥込みの値段なので、乾燥機を使わなければもっと安くなります。
食洗器は時間がかかるという意見もありますが、この乾燥時間を考えると食洗器と手洗いで時間の差はそれほどではないと思います。食洗器は手洗いよりもお湯代が安く済みますので、使えば使うほどお得になります。なので、無理に全て食洗器で洗うというより、手洗いの手間を減らすくらいの気持ちで利用すると食洗器のメリットを活かすことができるんじゃないかと思います。

出典:Panasonic

上記のようにこれまで食洗器を使うのをためらっていた理由も食洗器の特徴をよく理解し、食洗器の使い方に対する考え方をちょこっと変えることで、食洗器を使わなかったデメリットが解消することがわかりました。

食洗器はケチケチせずに贅沢にお手軽に利用することでそのメリットが活きるような気がします。

これからはいい意味で”適当”に利用したいと思います。

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