トラリピでは通貨の売買で発生する実現損益と保持するポジションの評価損があります。
下記のー44,197円の部分です。
250万円から始めて委託証拠金が2,594,077円なので実現損益は94,077円です。
収益は94,077円なのか評価損を含めた49,880円なのかということを今日は考えたいと思います。

トラリピではポジションは売れずに保持しているわけですから、基本的に損失となっている場合がほとんどです。
よくトラリピの収益性に関する論争で評価損を入れないのはおかしい、おかしくないがあります。
私は評価損を入れない派です。その理由について考えていこうと思います。いきなり結論ですが、
ポジションは死ぬまで保持で損切しないから損失は発生しない
株でもなんでもそうですが、損失は損切したときに発生します。売らない限りは損失は発生しません。なので口座資金は250万円に実現損益を足した2,594,077円なのです。
もう少し具体的にすると、私のトラリピ設定ではポジションは決済されない限り、1年でも10年でも保持し続けます。損切しないで耐えられるようにリーマンショックまで想定しています。
結果長期的には評価損は資金の10%程度で安定します。仮に10年運用すれば1年あたりの評価損は1%、20年なら0.5、50年なら0.2%と投資運用益に対し無視できるレベルになります。無限に保持すれば0に漸近します。だから評価損は毎年の収益に入れなくて良いわけです。
下記は私のトラリピ設定での2019年から2021年における評価損と月間利益の推移です(運用規模は8倍の2000万前提)。リーマンショックで評価損は一時的に増加しますが、ショックが落ち着いているときはおおよそ10%で推移しているのがわかります。

逆にトラリピの設定が死ぬまで運用でなくてどこかで損切する場合は評価損を収益性に入れる必要があります。でもそれも損切したときに発生する評価損を運用年数で割るわけですから、その年の評価損をそのまま損失と考えるのはナンセンスだと思います。
まとめるとトラリピは下記の条件を満たすような運用方法であれば評価損は収益性に入れる必要はないと考えます。
トラリピの実現利益という表現はよく言ったもので売買をすることで初めて利益や損失が”実”際に”現”れます。評価損はあくまで評価上の損失であって現実のものではありません。
この考え方って結構重要だと思っていて、株や投資で失敗する人って、大概売らなくて良い時に売ってしまい、損失を確定しちゃいます。逆に買わなくてもいい時に買います。自ら損失を現実ものにしちゃって市場から退場していきます。
いま実践しているトラリピの運用方法は売らない(損切しない)限り負けない戦術です。その為に、収益性をある程度犠牲にして大きな運用資金を確保し損切しなくていいように備えているわけです。
もちろん、損切しちゃいけないわけではありません。長期的にみてペア通貨が損切しなくて済むような関係性からはずれてしまったりした場合は、損切が必要です。その場合は損切によって発生した損失は収益に当然いれます。でもそれは頻繁に起こらないようにワイドレンジに設定しているわけで、結局その損失は無視できるレベルになると思います。



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